「警報が出たらすぐに逃げる」「過剰に焦らず、出来ることを出来るうちに」南海トラフ大地震の備えと対応

AI要約

南海トラフ地震に関する最新の情報によると、自治体や政府は初めての大規模地震に対して手探り状態で対応していることが指摘されています。地震に備えては、警報を重視しすぐに避難することが大切だと強調されています。

南海トラフ地震に対する不安は高く、地震への備えも十分でない人が多くいることがアンケート結果から示唆されています。特に、備蓄や避難場所の確認などの準備が必要とされています。

被災を最小限にするためには、家具の固定や備蓄の確認、避難場所や経路の確認など、地震に備える取り組みが重要であることが強調されています。

「警報が出たらすぐに逃げる」「過剰に焦らず、出来ることを出来るうちに」南海トラフ大地震の備えと対応

「南海トラフ地震臨時情報」というのが、初めて発表されました。自治体やイベントによって受け止めは様々ですね

【共同通信社・太田昌克解説委員】「週末、自治体や政府を取材したのですが、とにかく『手探り感が強い』んですね。初めての事態であると。静岡県の幹部に話を聞きました。静岡は地震対応の先進県ですが、『巨大地震注意が発表になったが、“行動制限”など、あらかじめ何も決まっていないんです』と。静岡県でさえ、手探りで対応しているというんですね。さらに政府、総理官邸の幹部に話を聞いたのですが、『とにかく国民にメッセージを。記者会見や専門家の話は分かりにくい。どういうメッセージを国民の皆様に届ければいいか、今、検討している』ということでした。本当に手探りなんですよね。ただ『地震については、警報が(携帯で)鳴ったり、津波警報も出ますから、そういった、10秒、数十秒、これを最大限に活かして欲しい。警報が命綱だ』ということを、政府高官は強調していました。なかなか万全の備えとはいかないかもしれませんが、皆さんに、出来る限りの備えをして頂いて、『警報が出たらすぐに逃げる』これに尽きると思います」

出来ることというと、『備えの再確認』をしておくということになります。

【番組アンケート(回答255)】

Q:南海トラフ大地震について

・とても不安 58パーセント

・少し不安  34パーセント

・ほぼ不安はない 5パーセント

・まったく不安はない 3パーセント

Q:地震への備えについて

・少し備えている 51パーセント

・ほぼ備えていない 19パーセント

・全く備えていない 15パーセント

・備えている 15パーセント

不安に思っていらっしゃる方は大変多い。一方で、まだ備えていないという方が、(先週末の段階では)30パーセントを超えていますね。

【関西テレビ・加藤さゆり報道デスク】

「この週末をはさんで、『準備をしよう』という方もいらっしゃったかもしれませんが、既に買い占めが起きているのも事実です。過剰に焦らず、出来ることは出来るうちに備蓄などをして頂きたいと思います」

【地震の備え】

■家具の固定

■備蓄の確認

■避難場所・経路確認