ファン集い電車に夢中 8月11日まで奈良市で「鉄道まつり」 私鉄グッズ販売やエヌゲージ体験

AI要約

全国各地の私鉄や鉄道部品販売業者が関連グッズを販売する「大和鉄道まつり2024」が奈良市で開催され、多くの鉄道ファンや家族連れが訪れて楽しんだ。

イベントは元近鉄名物広報マンの提案で開催され、子供向けのエンターテイメントも充実。会場は1.5倍に拡大され、テレビ出演者によるトークショーや鉄道関連グッズ販売などが行われた。

さらに、元奈良新聞社記者の藤井博信さんによる鉄道写真展も併設されており、多彩な鉄道写真が展示されている。

ファン集い電車に夢中 8月11日まで奈良市で「鉄道まつり」 私鉄グッズ販売やエヌゲージ体験

 全国各地の私鉄や鉄道部品販売業者が関連グッズを販売する「大和鉄道まつり2024」(全国鉄道まつり実行委員会主催)が10日、奈良市三条大路1の県コンベンションセンターで始まった。鉄道ファンや家族連れら多くの人が訪れ、イベントを楽しんだ。2日間で4千人を動員する予定。きょう11日午後4時まで。 

 奈良を中心に鉄道イベントを盛り上げたいという元近鉄名物広報マンの福原稔浩実行委員長の提案で開催。3回目の今年は会場が1.5倍に拡大し、子どもたちが楽しめるように小学生以下は無料。テレビでおなじみの久野知美さんや斉藤雪乃さんなど多彩な出演者によるトークショーのほか、日本各地の鉄道会社やバス会社のブースでのグッズ販売、エヌゲージ体験や大規模レールトイ展示、駅弁販売などでにぎわっていた。

 大和高田市の小学6年生長屋蓮音さん(11)は「近鉄が大好きなのですごく楽しい。エヌゲージもおもしろかった」と笑顔だった。福原委員長は「40社の鉄道会社が集まった大きなお祭りを開催できてありがたい。子どもたちにも楽しんでもらいたい」と話した。

 入場は午前10時~午後3時30分。入場料は中学生以上1000円、小学生以下無料。

【元奈良新聞社記者、藤井さん写真展】

 元奈良新聞社写真記者で本紙に「ぶらりと鉄道写真旅」(毎月第3日曜掲載)連載中の藤井博信さん(日本鉄道写真作家協会理事、日本写真家協会会員)による鉄道写真展が、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンター「大和鉄道まつり」内で併設して開かれている。きょう11日まで。

 本紙連載「万葉車窓」など約20年撮りためた鉄道写真から選りすぐりの16点をA2とB2サイズで展示している。藤井さんが鉄道を撮影し始めたのは小学生の時。友達の影響で近鉄を撮ってみたのがきっかけだという。風景に溶け込んだ決定的な瞬間を狙うため1枚を撮るのに丸一日かける。同展では近鉄を中心に新幹線やJRなど四国や岡山県で撮影した鉄道写真も並ぶ。

 藤井さんは「紙面とは違う生の写真を見てほしい」と話す。