熊谷駅ビルにレンタルスペース 「駅の貸し小屋」コンセプトに

AI要約

熊谷駅ビル内に新しくオープンしたレンタルスペース「熊谷さくら座」は、様々なイベントに対応する25坪の店舗面積を持つ。

オープン当日にはピアノ演奏のイベントが行われ、地元の音楽教室とのコラボレーションで盛り上がりを見せた。

店内ではピアノ演奏や無料のイベントを通じて、地域のにぎわいを創出する取り組みが行われている。

熊谷駅ビルにレンタルスペース 「駅の貸し小屋」コンセプトに

 レンタルスペース「熊谷さくら座」が8月2日、熊谷駅ビルのショッピングモール「アズ熊谷」、アズイースト3階(熊谷市筑波)にオープンした。運営は「いってんベース。byカールヴァン」。(熊谷経済新聞)

 「駅の貸し小屋」をコンセプトに、演劇、コンサート、上映会、ワークショップ、絵画展、物産展などさまざまなジャンルのイベントに対応。商業施設の空き店舗を活用して街のにぎわい創出をサポートする。店舗面積は24.35坪。

 オープン当日は熊谷市内のピアノ教室「正田音楽院appassionato」(熊谷市末広)のピアノ演奏で「こけら落とし、オープニングステージ」が行われた。式典後に講師と小学生から高校生までの生徒10人が交代で演奏し、カールヴァンの一日店員を任された4人の子どもたちが浴衣を着て演奏会の司会も務めた。買い物途中の親子は「ピアノの音がしたので入ってみた。駅ビルで無料のピアノコンサートをやっているとは知らなかった」と喜んでいた。来場者にはブックカバーと花か野菜の種を配布した。

 オープニングステージのきっかけは、同教室が目指す「熊谷から未来の子どもたちへ音楽から夢をつなぐ」の考えに運営側が共感したことから。ピアノ講師の瀧澤俊さんは「この初回イベントで演奏を終えてホッとしている。熊谷市出身なので、今後もこの場所が盛り上がればいい。熊谷市歌を演奏した時に出席者の方が合唱してくれてうれしかった。ここで今後も演奏会を予定しているので気軽に聞いてほしい」と話す。

 カールヴァンの五十嵐康江さんは「たくさんの方が来てくれてよかった。すてきな生の音楽が聴けてすがすがしい気持ちになった。熊谷さくら座は学生でも利用しやすいようレンタル料金を抑えている。いろいろなジャンルの方に活用してほしい」と話す。

 営業時間は10時~20時。基本料金は1日3,300円~。