和大観光学部学生考案の旅ノート「漫画風景印ノート」がオンライン販売

AI要約

和歌山大学観光学部学生グループが考案した旅ノート「漫画風景印ノート Tabi Comi」が8月1日に先行販売開始。

旅行の記録を漫画風に残すノートで、風景印を収集しながら地域の魅力を発見することをコンセプトにしている。

商品は学生4人が企画し、クラウドファンディングサイトでの先行販売後、大阪書籍印刷のオンラインショップでも販売予定。

和大観光学部学生考案の旅ノート「漫画風景印ノート」がオンライン販売

 和歌山大学(和歌山市栄谷)観光学部の学生グループ「ぺぱぶる」が考案した旅ノート「漫画風景印ノート Tabi Comi(タビコミ)」の先行販売が8月1日、始まった。販売は「大阪書籍印刷」(大阪市)。(和歌山経済新聞)

 「旅行の記録を通してその地域にしかない魅力を発見できる」をコンセプトに学生4人が企画した。郵便局の消印の一種「風景印」を集めながら、その土地での思い出や出来事を漫画風に記録する。旅の記録ページは、風景印用ページと自由ページ、漫画用にコマ割りした2ページの4ページ構成で、1冊に20の風景印を収集できる仕様とした。

 全国1万局以上の郵便局に設置される風景印には、所在地にゆかりのある風景や名所、特産品等を描いた図柄がある。切手を貼ったノートに窓口で押印してもらえる。

 学生グループのメンバーは4年生4人で、櫻井菜央さんと江口直瑠さん、杉山奏さん、番匠柚月さん。昨年10月、企業が提示したテーマで商品化の企画を競う大学ゼミ対抗インターカレッジ「Student Innovation College 2023」に出場し、「未来を描けるノートづくり」をテーマに同ノートを考案した。

 「自分たちが考えたことが商品になってうれしい。風景印を集めながら、旅先をゆったりとディープに楽しんで自分だけの旅物語を残してほしい」と代表の櫻井さん。4人を指導する佐野楓准教授は「ただ風景印を集めるだけでは御朱印帳などと変わらないが、漫画というコンテンツを合わせることでこれまで市場になかった独自性のあるノートになった。商品考案まで紆余曲折あったが、魅力ある商品になった」と話す。

 ノートを販売する「大阪書籍印刷」営業部の畠中祝子さんは「学生の柔軟な発送を形にできた。学生との商品作りは、斬新なアイデアを具現化していくわくわく感と面白さがあった」と話す。

 価格は1,290円。B6サイズ、全100ページ。表紙はCountryとCityの2デザイン。先行販売はクラウドファンディングサイト「Makuake」で9月2日まで。以降は「大阪書籍印刷」直営オンラインショップなどで販売する。