負債総額は約6600万円 田渡運送の破産開始が決定

AI要約

愛媛県内子町の運送会社「田渡運送」が自己破産申請の準備を行い、破産開始の決定を受けたことが東京商工リサーチ松山支店から報告された。

田渡運送は大手運送業者の下請けとして活動してきたが、収益が低下し、赤字が膨らんだことから借り入れも限界に達し、負債総額は約6600万円となっていた。

売上減少や燃料価格の上昇などが影響し、2019年から赤字が続き、最終的には運転資金の調達による借り入れが事業停止と破産申請に至る原因となった。

負債総額は約6600万円 田渡運送の破産開始が決定

東京商工リサーチ松山支店によりますと、4月25日に事業を停止し自己破産申請の準備を行っていた、愛媛県内子町の「田渡運送」が7月25日、松山地裁から破産開始の決定を受けたということです。

同社は1968年設立。

大手運送業者の下請けとして、年商1億円強を維持してきましたが、収益は低調で2019年7月期からは赤字計上に。

売上減少と燃料価格高騰もあり、赤字は2022年7月期1794万円、翌23年7月期は2460万円と徐々に膨らみ、累積5711万円となっていました。

借り入れにより運転資金を調達してきましたが限界に達し、今回の事態になったということです。

負債総額は約6600万円です。