「これから先は連携して活動も」消防が水中にいる人を救助する訓練を実施 高機能救命ボートも使用(山形・天童市)

AI要約

天童市で水中救助訓練が行われ、20人の消防隊員が高機能救命ボートを使用して要救助者を救出する訓練を実施。

隊員たちは連携を深める重要性を実感し、自己訓練を積み重ねて早期救出を目指す姿勢を示す。

今後も連携訓練を重ね、実地災害に備える取り組みが進められる。

「これから先は連携して活動も」消防が水中にいる人を救助する訓練を実施 高機能救命ボートも使用(山形・天童市)

こうした中、天童市できょう、水中にいる人を助けるための訓練が行われました。

天童市の留山川(とめやまがわ)ダムで訓練を行ったのは、天童市消防本部と西村山広域行政事務組合消防本部の合わせておよそ20人です。

訓練の様子「あなたのことを確認しました。今から助けます」

隊員たちは県内に2艘しかないという「高機能救命ボート」を使い、水中にいる要救助者を助ける訓練を行いました。

ボートは長さがおよそ6m、重さは2トンで、20人まで乗ることができます。

藤井響樹アナウンサー「救命ボートを使って要救助者の救護訓練が行われています。このようにリカバリーシステムというネットで要救助者を巻き込んで救出している模様です」

隊員たちは、先月の大雨で新庄市に出動していて、連携を深めることの大切さを感じているようでした。

天童市消防本部 三宅 賢 課長補佐「過去の災害とは違う形の大きな災害は、自分たちの単独消防だけでは非常に難しい災害も、連携を取って活動する場面もこれから先あると思うので、このようなことを踏まえて、より一層連携訓練の回数をこなして実地災害に生かしていければ」

訓練に参加した消防隊員「要救助者の安心・安全を第一に捉えているので、ボート上での要救助者への声がけ、そして我々自身も訓練を積み重ねて、早期救出を今後とも目標として活動していきたい」