「自分のいる位置がわからなくなった」と通報や転倒した人も 富士山で救助要請相次ぐ 

AI要約

富士山での救助要請が相次ぎました。75歳男性が転倒し頭部をケガ、40代夫婦は迷子になりました。

男性は軽傷で山岳遭難救助隊員により搬送され、40代夫婦は濃霧の中で発見されました。

初めて富士山を訪れた登山客たちは安全に下山しました。

「自分のいる位置がわからなくなった」と通報や転倒した人も 富士山で救助要請相次ぐ 

2日午後、富士山の登山客からの救助要請が相次ぎました。

2日午後3時45分ごろ富士宮口9合目付近を下山していた神奈川県横浜市の介護福祉士の75歳の男性が転倒し頭部をケガしているところを近くを歩いていた人が見つけ消防に通報しました。

通報を受けて警察の山岳遭難救助隊員2人が現場に駆け付け8合目にある衛生センターまで男性を背負って搬送し、男性はその後ブルドーザーで下山しました。

男性は軽傷で当時は1人で登山していたということです。

また2日の午後8時過ぎには富士山6合目の宝永山付近で大阪府茨木市に住む40代の夫婦から「下山中に自分のいる位置が分からなくなった」などと消防に通報がありました。

警察によりますと2人は下山道のコース上にいることがわかったため、自力での下山を促しましたが、疲労困ぱいで不安だと話したことから御殿場署の山岳遭難救助隊員2人が出動し救助しました。

2人は初めて富士山を訪れていて、当時周辺では濃霧が発生していたということです。