【ぎふ総文】悠仁さま、高校生と交流 絵画など作品観覧、制作者に質問も

AI要約

秋篠宮家の長男悠仁さまが清流の国ぎふ総文2024を観覧し、美術・工芸、花いけバトル、郷土研究の部門を楽しんだ。

悠仁さまは作品を観覧しながら制作者に質問し、生徒と積極的に交流した。

悠仁さまは青、緑、黄の手ぬぐいに触れ、岐阜の色を象徴と話し、花いけバトル部門や郷土研究部門も楽しんだ。

【ぎふ総文】悠仁さま、高校生と交流 絵画など作品観覧、制作者に質問も

 公務で初めて来岐した秋篠宮家の長男悠仁さまは1日、清流の国ぎふ総文2024(第48回全国高校総合文化祭)の美術・工芸、花いけバトル、郷土研究の3部門を両親の秋篠宮ご夫妻と観覧された。高校3年の悠仁さまは同世代の生徒らに質問するなど、文化活動に青春をささげる高校生と積極的に交流した。

 美術・工芸部門が開かれている岐阜市宇佐の県美術館では作品を観覧。悠仁さまは絵画の制作者に「構図を決めるときはどうするんですか」と尋ね、感心した様子で見入っていた。安井詩朗(うたろう)さん(17)=多治見工業高3年=は環境破壊・海洋汚染をテーマにした焼き物を紹介。「悠仁さまから(表面が)すべすべなのはどのような技術を使っているのかと聞かれた」と話した。赤ちゃんを抱いたときの幸せを表現した絵画を出展する堀真琴さん(17)=各務原西高3年=は「悠仁さまから肌の反射をどう描いているのかを聞かれ、青やオレンジなど他の色を入れることで表現していることを説明した」と白い歯を見せた。

 参加生徒への土産として生徒有志が制作したシルクスクリーン印刷の手ぬぐいについて、悠仁さまは青、緑、黄の手ぬぐいを見て「(川や自然など)岐阜の色を象徴しているんだね」と紀子さまに話しかける場面も。先導した美術・工芸部門生徒委員長の三尾柚稀さん(17)=中津高3年=は「悠仁さまはじめ、ご一家は穏やかで優しく、落ち着いてご案内できた」と話した。

 花いけバトル部門は、大垣市加賀野のソフトピアジャパンで開催。ベスト4を決める決勝トーナメント1回戦2試合を観覧した悠仁さまは、勝利した選手に「(制限時間5分で)ペース配分はどうしているんですか」などと質問。同部門生徒委員長の後藤汐音(しおん)さん(16)=大垣養老高2年=は「即興でこんな作品がつくれるなんてすごい、との感想もいただけた。花いけバトルを楽しんでもらえたと思う」と喜んだ。

 不破郡関ケ原町の関ケ原ふれあいセンターでは郷土研究部門の研究発表が開かれ、悠仁さまは関高の地域研究部による「東美濃戦国史の研究~国衆の動向を中心に~」などを聴講。ほかに岐阜関ケ原古戦場記念館(同町)も訪問した。県庁では20階の清流ロビーに立ち寄り、居合わせた来庁者の家族連れに声をかけ「よく来られるんですか? 景色、きれいですよね」と優しげな笑顔で接していた。