市街地に幸呼ぶ掛け声 盛岡さんさ踊り開幕【岩手】

AI要約

盛岡市の夏祭り「盛岡さんさ踊り」が開幕し、多くの人でにぎわっている。

暑い初日のパレードには約4600人が参加し、熱気に包まれた。

今年の祭りには延べ203団体、約2万5000人が参加予定で、人出は昨年を上回る見込み。

市街地に幸呼ぶ掛け声 盛岡さんさ踊り開幕【岩手】

 盛岡市の夏祭り「盛岡さんさ踊り」は1日、同市中央通をメイン会場に開幕した。4日までの日程で、今年は土日が含まれることから多くの来場が見込まれる。祭りでは軽快な太鼓の音と「サッコラ チョイワヤッセ」の威勢の良い掛け声が市街地に響き渡り、初日から多くの人でにぎわった。

 最高気温が30度を超える暑さとなった初日のパレードは、午後6時ごろスタート。先導役員に続き、あでやかな浴衣姿のミスさんさ踊りやさんさ太鼓連、一般参加団体など総勢43団体、約4600人が演舞を繰り広げた。

 昨年同様1団体当たりの参加人数に制限はなく、太鼓や笛の音と福を呼び込む意味がある「サッコラ チョイワヤッセ」の掛け声で会場は熱気に包まれた。観覧席や沿道の見物客は躍動する踊り手の姿を写真に収めたり、拍手をしたりして夏の風物詩を楽しんでいた。

 今年の祭りには4日間で延べ203団体、約2万5000人が参加予定。うち5団体が初参加。最終日の4日は、和太鼓同時演奏世界記録達成を記念した「太鼓大パレード」、グランドフィナーレとして「大輪踊り」が行われる。人出は昨年の4日間計約113万8000人を上回ると予想されている。