火扇 城下照らす/弘前ねぷた開幕

AI要約

弘前ねぷたまつりが弘前市中心街で開幕し、66団体が参加。初日は極彩色の勇壮な火扇の列が夜の城下町を照らす。

津軽情っ張り大太鼓の音色とともに34台のねぷたが出陣し、中心街を練り歩いた。観客からは歓声と拍手が送られた。

子供から年配者まで楽しむねぷたまつり。運行審査の結果は2日夜発表される。

火扇 城下照らす/弘前ねぷた開幕

 弘前市中心街で1日、弘前ねぷたまつりが開幕した。7日間の日程で昨年より2台多い計66団体が出陣する。初日は土手町コースで合同運行を行い、極彩色の勇壮な火扇の列が夜の城下町を照らした。

 午後7時、弘前公園近くの桜大通りで、津軽情っ張り大太鼓の重厚な音色とともに扇ねぷたや組ねぷた(人形ねぷた)など計34台が出陣。はやしや「ヤーヤドー」のかけ声が絶えず鳴り響く中、迫力あるねぷたが中心街を堂々と練り歩いた。沿道を埋めた観客はねぷたが眼前に迫るたびに歓声を上げ拍手を送った。

 弘前市の廣瀬凛ちゃん(5)は「大きいねぷたがかっこよかった」と笑顔。母の美智さん(35)は「夏の風物詩。大太鼓と扇ねぷたは迫力があり毎年見ている」と話した。栃木県から訪れた芹澤佐智子さん(60)は「長い間、地域ごとにねぷたを運行しているのがすごい」と語った。

 2日は31台のねぷたが出陣する。運行審査の結果は同日夜発表される。