「上沼垂色」復刻、いなほ特別号 羽越本線全線開通100周年記念

AI要約

JR東日本は31日、羽越本線が全線開通から100周年を迎え、酒田―新潟間で特急いなほの特別号を運行。

今年は新潟駅開業120周年もあり、デザインを復刻したいなほが同区間を走る。

記念列車には駅員や乗客が集まって歓迎し、地元の児童も大喜び。

「上沼垂色」復刻、いなほ特別号 羽越本線全線開通100周年記念

 JR東日本は31日、羽越本線が全線開通から100周年を迎えたことを記念し、酒田―新潟間で「特急シンボルマーク」を取り付けた特急いなほの特別号を運行した。

 今年は新潟駅開業120周年も重なり、4月から「上沼垂色(かみぬったりしょく)」と呼ばれるデザインを復刻したいなほが同区間を走る。今回は1日限定で逆三角形のシンボルマークを付けた記念列車に。午後1時過ぎに到着した酒田市の酒田駅では、駅員や沿線自治体の関係者らが乗客を出迎え、鉄道ファンが撮影を楽しんだ。

 遊佐町にある母親の実家を訪れていた新潟県十日町市の十日町西小3年高橋直己さん(8)は「上沼垂色をずっと見たかったので本当にうれしい」と喜んでいた。

 羽越本線は1924(大正13)年7月31日に鼠ケ関―村上(新潟県村上市)がつながり、全線開通した。