京葉線「停車本数の復活を」 習志野市、JR千葉支社に要望 乗車機会、半年で奪われ「利用者の利便性を損なう」と指摘

AI要約

JR京葉線の快速縮小問題を巡り、習志野市がJR東日本千葉支社に停車本数の復活を要望する。

新習志野駅への停車本数が減少し、利用者の利便性が損なわれると指摘。

同市の副市長が要望書を提出し、支社側は対応を約束した。

京葉線「停車本数の復活を」 習志野市、JR千葉支社に要望 乗車機会、半年で奪われ「利用者の利便性を損なう」と指摘

 JR京葉線の快速縮小問題を巡り、習志野市は29日、JR東日本千葉支社(千葉市中央区)を訪れ、習志野市の新習志野駅への停車本数の復活などを求める要望書を提出した。同駅は3月実施のダイヤ改正で各駅停車の本数が増えたが、同支社が5月に快速の一部復活を発表した際のダイヤでは、1日最大12本減少するとされていた。

 要望書では、3月のダイヤ改正以降に増加した乗車機会が、半年で奪われることを問題視し「利用者の利便性を損なう」と指摘。支社長から市に直接説明があったものの「『一方的な通告』だった」とし、同駅への停車本数の充実と、市への丁寧な説明を求めた。

 要望書を提出した遠藤良宣副市長は、報道陣の取材に「一度本数が増えたのに大幅に減少するのは利用者への配慮がない。公共交通機関は各自治体へ考え方を示し意見交換をしていく立場だが、説明も欠けていた。従前と同じダイヤにしてもらいたい」と訴えた。

 同市によると、同支社は企画総務部の正能俊輔企画部長らが対応。同支社側は「支社長にしっかり伝える」と述べたという。