「頑張りという財産は一生消えない…」長野日大が初の長野市勢同士の決勝戦を制して15年ぶり2度目の夏の甲子園へ…敗れた長野俊英は新たなスタート【高校野球長野大会】
長野日大が長野俊英を9対0で破り、15年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。
長野日大は初の長野市勢同士の対決で、4回表にリードを奪い、その後も点を重ねて勝利した。
長野俊英は悔しい敗戦を受け入れつつ、感謝の気持ちを述べ、新たなステージに向かって進んでいく意気込みを見せた。
夏の高校野球、長野大会の決勝は、27日、長野日大が長野俊英に勝って、15年ぶり2度目の夏の甲子園の切符を手にしました。
初の長野市勢同士の対決となった決勝戦。
1点を先制した長野日大は4回表、9番堀内のタイムリーで2対0とすると、ランナー1・3塁でキャプテンの玉井。
玉井滉成(こうせい)キャプテン:
「なんとかキャプテンとして、ここで一本出さないとという気持ちで…」
ツーベースヒットで、3対0に。
その後も追加点を重ねます。
一方、長野俊英は8回ウラ、代打で出場した岩佐がツーベースヒット。
チームスローガンは「全員戦力」。
気持ちを一つにチャンスを作ります。
しかし、ここで一本が出ませんでした。
試合は長野日大が9対0で勝って、15年ぶり、2度目の夏の甲子園出場を決めました。
玉井滉成キャプテン:
「勝ち上がっていくにつれて、チームの形が良くなっていって、優勝をかけた試合でこういうゲームができたこと、チームとしては一番いいゲームだった」
一方、甲子園にあと1歩届かなかった長野俊英。
球場を後にすると、自分たちがこれまで汗を流してきたグラウンドへ。
小林正具(こばやし・まさと)監督:
「改めて3年生本当にありがとう」
「お前たちの人生はここからだからな。このがんばりという財産は一生消えるものじゃないから、そこは忘れちゃだめだよ」
羽方一磨(はがた・かずま)キャプテン:
「(小林監督は)優しく接して下さったり、厳しいことも言って下さったり、本当に感謝です」
長野俊英高校は、新たなステージに向かって歩み始めました。