「海中みこし」勇壮 白糠厳島神社例大祭

AI要約

北海道・白糠厳島神社の例大祭最終日には、海上安全と大漁を祈願する「海中みこし」が行われ、地元の町民や観光客が太平洋の荒波とみこしさばきを堪能した。

みこしは太平洋太鼓のおはやしに迎えられ、水温17.1度の海中を練り歩いて勇壮な姿を披露。その後神社へ向かい、社殿の階段を駆け上がり、宮入りした。

例大祭では他にも子供みこしなどのみこしパレードや、釧路鳶土木工業組合と若鳶会による奉納催事などが行われ、25周年を記念したイベントも楽しまれた。

「海中みこし」勇壮 白糠厳島神社例大祭

 北海道・白糠厳島神社(進藤卓嗣宮司)例大祭最終日の28日、例大祭の名物で、海上安全と大漁を祈願する「海中みこし」が、白糠漁協東側前浜で行われた。会場には多くの町民や観光客が訪れ、太平洋の荒波と若者たちの威勢のいいみこしさばきの共演を堪能した。

 みこしは太平洋太鼓の力強いおはやしで出迎えられ、神事の後に男たちが水温17・1度の冷たい海へと運び入れた。霧のかかる海岸でみこしは何度も海中と浜辺を行き交い、海中を練り歩いて勇壮な姿を披露。この後、神社へ向かい、社殿のある76段の階段を一気に駆け上がり、観客の拍手に迎えられ宮入りした。進藤宮司は「朝は雨だったのでどうなることかと心配したが、天候も持ち直し、事故なく終われて大成功だ。海中みこしの後の宮入りも大勢の人に見てもらい、いいお祭りになった」と話していた。

 例大祭ではこのほか、町役場から白糠駅前にかけて子供みこしなど4基が練り歩くみこしパレードも実施した。パレード25周年を記念し同駅前でのアトラクションでは釧路鳶(とび)土木工業組合と釧路若鳶会による、まとい振りとはしご乗りの奉納催事も行われた。