「山あげ祭」きょう開幕 那須烏山 前夜祭は豪雨に見舞われ館内で公演

AI要約

国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「烏山の山あげ行事」を行う「山あげ祭」が26~28日、那須烏山市で開催される。

前夜祭の25日には「笠揃」が行われ、若衆が野外歌舞伎の舞台を設営したが、豪雨に見舞われた。

奉納余興は3日間で計15回公演され、参加者は本番の祭りでも楽しく無事に終えたいと話している。

「山あげ祭」きょう開幕 那須烏山 前夜祭は豪雨に見舞われ館内で公演

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「烏山の山あげ行事」を行う「山あげ祭」が26~28日、那須烏山市の中心市街地で行われる。前夜祭の25日は「笠揃(かさぞろえ)」と呼ばれる最初の奉納余興が行われた。

 当番町・仲町の若衆が「はりか山」を立ち上げるなどし、同市中央1丁目の仲町会所前に奥行き100メートルにも及ぶ豪華絢爛(けんらん)な野外歌舞伎の舞台を設営した。しかし直後に豪雨に見舞われ、踊り子らは雨天時公演場所の「山あげ烏章館(うしょうかん)」に移動。三味線や唄に合わせ今年の中心芸題「戻橋」などを演じた。

 奉納余興は3日間で計15回公演される。仲町若衆の山内崇(やまうちたかし)筆頭世話人(51)は「本番の祭りでも臨機応変に対応し、楽しくけがなくやりきりたい」と話した。