夏の夜市ゆったり 富山・越中大手市場ナイトマルシェ 初めての月2回開催

AI要約

富山市中心部の大手モールで開催されたナイトマルシェでは、家族連れが明かりに包まれた街の雰囲気を楽しみながら飲食や買い物を楽しんだ。

暑さ対策で朝と夜の2回開催されたナイトマルシェでは、25店舗が飲食や物販などで出店し、夏の夜の街を満喫することができた。

越中大手市場のナイトマルシェは今後も定期的に開催され、夜の市場を通じて地域の活性化が図られる予定である。

夏の夜市ゆったり 富山・越中大手市場ナイトマルシェ 初めての月2回開催

  ●25店舗で飲食、買い物 

 富山市中心部の大手モールで27日、「越中大手市場」のナイトマルシェが開かれた。酷暑対策で暑さが厳しい時間帯を避けて朝と夜の月2回開催とした同定期市の初の夜市で、訪れた家族連れらが柔らかな明かりに覆われた街の雰囲気を味わいながら飲食や買い物を楽しんだ。

 ナイトマルシェは午後4~9時に開催された。通りには飲食や物販、体験ブースなど25店舗が出店し、アロマキャンドルを置いた休憩用のテーブルが用意された。

 富山地方気象台によると、27日の富山市中心部の気温は午後2時ごろに最高36・8度となったが、午後7時には30度まで下がった。

 夏休み最初の週末ということもあり、会場には多くの親子の姿があり、比較的過ごしやすい夏の夜の街はにぎわいを見せた。

 家族5人で訪れた富山市中央小の八島楓さん(6)は木本佛具店(同市)のブースで、夏休みの自由研究を兼ねて匂い袋を作り、「上手にできた。町もきらきらしてきれい」と喜んだ。母の由紀子さん(42)は「仕事終わりに立ち寄れる手軽さやゆったりした外の空間で飲食できる自由さがいい」と話した。

 越中大手市場に何度も出店している木本佛具店の木本結店長は、朝、昼、夜で異なる客層が訪れるのを実感したとし「自分自身もいつもと違う雰囲気を楽しみながら接客できる」と笑顔を見せた。

 市場実行委は今回、歩道に飲食店、芝生のある空間に雑貨や菓子などの物販店を配置し、通行人が訪れやすく、物販店でゆっくり買い物を楽しんでもらえるように工夫した。実行委員長の秋吉克彦会長は「夜風を感じながら市場を楽しみ、涼んでほしい」と話した。 越中大手市場は3~12月に毎月開かれている。5、9、11月、来年3月には、今年度から富山新聞社が事務局となり民間主導となった「トランジットモール」が実施され、歩行者天国となる道路に多彩な店舗が並ぶ。ナイトマルシェは8月31日にも開催される。