【次期衆院選へ】立候補予定者は…長野1区・自民現職若林健太氏 政治とカネの問題「再発防止が大事」立民現職篠原孝氏「争点は国政の転換」維新新人若狭清史氏「政治不信の受け皿に」

AI要約

長野1区における衆議院選挙の現職である自民党の若林健太議員と立憲民主党の篠原孝議員についての様子が明らかになっている。

若林議員は地域の課題に取り組む自民党代議士としての実績を強調し、政治とカネの問題にも改革を進める考えを示している。

一方の篠原議員は蓮舫の考え方に共感し、率直な意見を持ち、国政の転換を争点として主張している。

【次期衆院選へ】立候補予定者は…長野1区・自民現職若林健太氏 政治とカネの問題「再発防止が大事」立民現職篠原孝氏「争点は国政の転換」維新新人若狭清史氏「政治不信の受け皿に」

衆議院の任期はあと1年3か月となり、次の選挙に向けた準備も始まっています。

長野県内の選挙区の候補者や構図はどうなっているのか?

1区から5区までの状況を順次お伝えしていきます。

今回は長野1区です。

若林健太(わかばやし・けんた)議員(自民・現):

「着実に予算が付いて地域の社会が変わっていく。そのことを見るにつけ、いま北信は動き始めた」

長野市街地の交差点に立つ自民党の現職・若林健太さん。

大通りなどを中心に、毎朝1時間、街頭演説を続けています。

話題は安全保障を中心に、農政や経済、そして地方と国政のパイプ役としての実績も訴えます。

「与党代議士としての仕事は、まさにこの国と県と市をつないで、具体的な地域の課題に答えを出していくことだと思っています。私はそれをやってきたし、この先10年、20年先をしっかりと課題解決に向けて、取り組んでいけるのは私だと。それが自分の強みだと思っています」

税理士、公認会計士の若林さんは1991年に長野市に会計事務所を設立。

2023年に亡くなった元農林水産大臣の父・正俊(まさとし)さんの政策秘書などを経て、2010年の参議院選挙で初当選しました。

2016年の参院選では、新人の杉尾秀哉(すぎお・ひでや)さんに敗れましたが、前回2021年に鞍替えした衆議院の長野1区で初当選し、衆議院は1期目です。

自身もパーティー券問題で不記載を訂正し、次の選挙でも争点の1つになるとみられる政治とカネの問題については、更なる改革の余地があるとします。

「(政策活動費や文書通信費は)まだはっきり改正の方向が決まっていないところがある。それについては、基本公開をするということを前提に前に進める必要があると思っています。ただいったん与野党が合意をして決めたルールにまずは従って、再発防止をきちっと行っていくことが大事ではないかと思っている」

立憲民主党の現職・篠原孝(しのはら・たかし)さん。

国政報告として、2006年から毎週月曜日に長野駅前などで街頭に立っています。

「私は蓮舫さん、実は8年前に代表選に出る時に、相当抵抗してたんです」

この日の話題は都知事選や中国への視察旅行など、身近な出来事を中心に、党内にも意見をぶつけました。

「僕は遠慮するところがない。遠慮する必要がないので、ご意見番みたいな、そうなっているか分からないけどそういう気持ちでやっています。誰も言い出しにくいことを、だけど、きちんとしろと」

篠原さんは中野市出身の元農林水産省の官僚で、2003年と2005年の選挙に長野1区から立候補し、ともに自民党の小坂憲次(こさか・けんじ)さんに敗れましたが比例復活で当選。

2009年に選挙区で初当選したあと、12年、14年、17年と4回連続で勝ち、21年の選挙は若林さんに敗れましたが比例復活しました。

「誰が相手でも淡々と戦う」とし、党の支持率が上がっていないことも認めたうえで、次の選挙の争点は国政の転換だと主張します。