立憲・泉代表「距離感の違いある」 国民、維新両代表とそれぞれ会食
AI要約
立憲民主党の泉健太代表が国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の馬場伸幸代表と会食したことを振り返り、政権共有や憲法改正、エネルギー政策などについて話し合った様子が伝えられている。
玉木氏との会食では連合の芳野友子会長を交えていることから衆院選での候補調整の話題や憲法改正に対する考え方、エネルギー政策などが取り沙汰された。
一方、馬場氏との会食では維新との距離感や今後の政権構想について泉氏が述べており、各党の関係性や展望が模索されている。
立憲民主党の泉健太代表は24日の記者会見で、22日夜に国民民主党の玉木雄一郎代表、23日夜に日本維新の会の馬場伸幸代表と東京都内で会食したとし、「距離感の違い、姿勢の違いは多少なりともあると感じた」と振り返った。
玉木氏との会食は連合の芳野友子会長を交えて開催。玉木氏について「政権を共に担うという考え方は一定、感じられた」と述べた。会食では、玉木氏から次期衆院選での擁立候補を「調整できないか」との話があり、泉氏は「そうですよね」と応じたという。
一方、国民民主がこだわる憲法改正について、泉氏は玉木氏に「新しい政権ができた時に憲法について現実的に動かせる環境か」「最優先課題かといえばそうではない」と伝えたとし、玉木氏がどんな反応だったかには言及しなかった。両党で隔たりのある原発を含むエネルギー政策を巡っては、泉氏が「連合がまとめてきている方向性は両党、のめるのではないか」との認識を伝えたという。
馬場氏とは2人で約3時間半会食した。泉氏は維新について「自民党に対してと立憲に対しては、現時点では等距離」だとし、「自民党じゃない政権を作ろうという流れにどう向き合っていくのか、今後も維新に問うていきたい」と述べた。【源馬のぞみ】
