滑川の道の駅に釣り餌自販機 釣具店から引き継ぐ

AI要約

道の駅ウェーブパークなめりかわに、釣り餌の自動販売機が設置された。市内唯一の釣具専門店が閉店した後、釣り人から再開を求める声が多く、道の駅を管理する市の第三セクターが自販機を引き継いだ。

漁具店から譲り受けた自販機では、滑川沖の海水で鮮度を保ったイソメを販売。海洋深層水を利用できる環境を引き継いだことで、釣り人の要望に応える場所となった。

道の駅内の売店では冷凍ホタルイカも販売予定。楽しい釣りを楽しむためのルールやマナーを守ることを呼び掛けている。

滑川の道の駅に釣り餌自販機 釣具店から引き継ぐ

 富山県滑川市の道の駅ウェーブパークなめりかわに、釣り餌の自動販売機が設置された。自販機は元々、6月に閉店した市内唯一の釣具専門店の入り口にあった。市内を訪れた釣り人から再開を求める声が多く、道の駅を管理する市の第三セクター、ウェーブ滑川が管理を引き継いだ。担当者は「なじみあるものが市内からなくなるのはさみしい。業態は違うが、何とか引き継いで手助けをしたかった」と話す。

 ウェーブ滑川によると、自販機は四十竹釣具店(滑川市吾妻町)から譲り受けた。同店が閉店した後、県内外から滑川市内を訪れていた釣り人から、市内で生の餌を気軽に買える場所が欲しいとの声が上がっていたという。

 同店では、販売するイソメの鮮度を保つため、滑川沖の海洋深層水を使って洗浄、保管していた。ウェーブ滑川はほたるいかミュージアムなどを管理運営しており、海洋深層水を気軽に利用できる環境であることも引き継ぐきっかけとなった。

 四十竹釣具店で餌用にかつて販売していた冷凍ホタルイカも、道の駅内の売店に並べ続ける予定。ウェーブ滑川の小林昌樹業務本部長は「ルールやマナーを守り、滑川で楽しく釣りをしてほしい」と話している。

 自販機は道の駅の休憩棟にあり、砂イソメとアオイソメを販売している。価格はグラム数に応じて300~500円。