「手足口病」が急増 青森県内4つの保健所管内に「警報」

AI要約

青森県内では手足口病の感染者が急増し、新型コロナ感染者も前週を上回っています。

手足口病の感染者数は229人で、警報レベルに達し、特に1歳から2歳の子どもに中心に感染が広まっています。

手洗いやマスク着用などの基本的な対策が必要で、飲み物を頻繁に摂ることで脱水症状の予防も重要です。

「手足口病」が急増 青森県内4つの保健所管内に「警報」

青森県内では、口の中や手足などに発疹が出る手足口病の感染者が急増していて、4つの保健所管内で警報レベルとなりました。また、新型コロナの感染者数も、前の週を上回っています。

県によりますと、15日から21日までに、県内36の指定医療機関から報告があった手足口病の感染者数は229人で、前の週を140人上回りました。

1医療機関当たりでは6.36人となっていて、保健所別では、青森市・東地方保健所管内と八戸市・三戸地方保健所管内が10人、弘前保健所管内が6.75人、五所川原保健所管内が5人で、警報レベルとなりました。

また、新型コロナの感染者数は222人で、前の週から70人増えています。

県によりますと、手足口病の感染者は全国的に急増していて、県内でも例年と比べると増え方が急激だということです。

暑さの影響で、換気やマスクの着用ができなくなっているためと考えられています。現時点での感染者の中心は、1歳から2歳の子どもで、今後はその家族に感染する可能性があります。

手足口病は飛沫でも感染するため、基本的な対策は、新型コロナ対策と変わりません。手洗いやマスクの着用、特に家族間では、感染者とタオルを共用しないことなどを呼び掛けています。

また、手足口病は、口の中にも水疱ができて痛みが伴うため、特にお子さんは飲み物を飲みたがらないことも多いそうなのですが、そうなると脱水症状が起きやすくなります。飲み物は少量を頻繁に取るようにして、熱中症対策も同時に行ってほしいということです。