富士山の麓の人気スポットに“スマートごみ箱” 可燃ごみを自動で最大6分の1に圧縮
富士吉田市に設置されたスマートごみ箱が観光客のごみ問題を改善
自動で圧縮するスマートごみ箱がオーバーツーリズム対策として期待される
環境省のモデル事業として設置。溜まったごみを効率的に処理
大勢の観光客が捨てたごみでごみ箱があふれる状況を改善しようと山梨県富士吉田市に溜まったごみを自動で圧縮する「スマートごみ箱」が設置されました。
弦間大記者:
「外国人観光客が多く訪れる下吉田駅。こちらに設置されたごみ箱、ただ、ごみを捨てるだけでなく、実はオーバーツーリズム対策としても期待されています」
こちらのスマートごみ箱は溜まった可燃ごみを自動で最大6分の1に圧縮し最大600リットル詰め込むことができる上、通信機能で離れた場所にいても、どれだけごみが溜まっているかリアルタイムで把握することができます。
環境省のごみのポイ捨て対策のモデル事業として設置されました。
市は、桜シーズンなど観光客が増える時期に駅などにごみ箱を増設して対応してきましたが、回収作業が追いつかず、ごみ箱に入らなかったごみが周囲に散乱し景観を損ねていました。
今回、スマートごみ箱を設置することでこうした状況が改善すると期待されています。
富士吉田市 経済環境部 吉田大海次長:
「想像以上のごみがあるというのは否めないのかなと。特に(観光の)トップシーズンになるとそういった状況になる。オーバーツーリズム対策の一環になればよいと期待している」
スマートごみ箱は下吉田駅やレトロな商店街が人気の本町通りなど3か所に設置され、市などは10月末まで設置効果を検証するということです。