【山口県】西見香音さん(富田西小6)が卓球世界3位に! 妹・穂香さんと全農杯優勝も目標

AI要約

11歳の西見香音さんが香港で開催された卓球の世界大会で3位に入賞した。

西見さんは初めての国際大会で健闘し、前回代表出場権を獲得した経緯が紹介されている。

西見さんの活躍のきっかけや家族の卓球一家の情報が含まれている。

【山口県】西見香音さん(富田西小6)が卓球世界3位に! 妹・穂香さんと全農杯優勝も目標

 山口県周南市岡田町のピンポンハウス徳山に所属する西見香音さん(11、富田西小6)が8日から10日まで香港で開かれた卓球の世界大会、WTTユースコンデンターのU13クラスで見事3位に入賞した。

 これまで海外に行くことはプライベートでも未経験。初めての国際大会で大健闘を見せた。

 今年4月に開かれた12歳以下のナショナルチーム選考会では、23人の総当たり戦でただ1人22勝0敗を達成。5月のナショナルチーム合宿の国際遠征選考試合では3位入賞を果たし、今回の代表出場権を獲得した。

 U13クラスには9つの国や地域から26人が参戦。西見さんはグループリーグを3戦全勝で通過し、トーナメントでは1回戦で韓国、2回戦でマレーシアの選手を下した。

 準決勝は同じ日本代表の村松心菜さんに1対3で敗れ涙を飲んだ。村松さんはそのまま勝ち進んで優勝したが、準決勝以外はすべてストレート勝ち。優勝選手に唯一黒星を与えたのが西見さんだった。

 活躍のきっかけは昨年の秋。それまでは守備範囲が広くテーブルの後方で打ち返す守備型のカットマンスタイルだったが、大柄でない体格を考慮し、前陣で粘り強く打ち返す戦型に切り替えた。

 攻略されにくい少数派のプレースタイルが奏功し、2月の東アジアホープス卓球大会国内予選でいきなり6位に躍進。2024年の目標だった日本でのベスト16入りを早々にクリアし、今大会で国内を飛び越え世界3位に躍り出た。

 西見さんは3歳からラケットを握り、祖父の寛英さん(65)が主宰するピンポンクラブ徳山でプレー。インターハイや国体で活躍した母の明香さん(39)がコーチを務める。2023年の8歳以下のナショナルチーム選考会で全国1位を取った妹の穂香さん(9、富田西小3)がライバルという卓球一家に育った。

 26日(金)からは神戸市で全農杯全日本選手権がスタート。パリ五輪代表の張本美和さんが目標の香音さんと、東京五輪の銀メダリストの石川佳純さんが目標の穂香さんは「目指すのは優勝」と口をそろえる。明香さんは「2人の活躍はクラブにとって刺激になる。通っている生徒全員を応援したい」と話した。