東北ユースオーケストラ2024年度団員が初の合同練習 福島市 坂本龍一さんの思い受け継ぎ

AI要約

東北ユースオーケストラ(TYO)の2024年度(10期)団員が21日、顔合わせと第1回合同練習を福島市の民報ビルで行った。来年3月21日に東京都で予定している演奏会に向け、親交を深めた。

東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手3県出身・在住の児童から大学生までの94人で編成し、月に1回、同ビルで練習する。顔合わせは団員や関係者ら約100人が出席した。押木正人TYO代表理事が「監督を務めた坂本龍一さんが亡くなり今後どうなるかと思ったが、新たなTYOの始まりに立ち会えるのがうれしい」とあいさつ。協賛するJA共済連福島の服部道夫本部長が激励した。

団員らが自己紹介し、TYOの成り立ちや今後の日程などを確認した。合同練習は、9月に出演予定の法隆寺(奈良県)でのコンサート「OTOBUTAI」の練習も兼ねて行った。キャプテンの海津洸太さん(福島大3年)は「1月には能登半島地震があった。自分たちがさまざまな被災地をつなぐ役割を担いたい」と意気込んだ。

東北ユースオーケストラ2024年度団員が初の合同練習 福島市 坂本龍一さんの思い受け継ぎ

 東北ユースオーケストラ(TYO)の2024年度(10期)団員が21日、顔合わせと第1回合同練習を福島市の民報ビルで行った。来年3月21日に東京都で予定している演奏会に向け、親交を深めた。

 東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手3県出身・在住の児童から大学生までの94人で編成し、月に1回、同ビルで練習する。顔合わせは団員や関係者ら約100人が出席した。押木正人TYO代表理事が「監督を務めた坂本龍一さんが亡くなり今後どうなるかと思ったが、新たなTYOの始まりに立ち会えるのがうれしい」とあいさつ。協賛するJA共済連福島の服部道夫本部長が激励した。

 団員らが自己紹介し、TYOの成り立ちや今後の日程などを確認した。合同練習は、9月に出演予定の法隆寺(奈良県)でのコンサート「OTOBUTAI」の練習も兼ねて行った。キャプテンの海津洸太さん(福島大3年)は「1月には能登半島地震があった。自分たちがさまざまな被災地をつなぐ役割を担いたい」と意気込んだ。

 TYOは坂本さんの震災復興支援プロジェクトとして2014(平成26)年に発足した。