50代女性が100万円の振り込み依頼 スマホ片手に急いだ様子で「SNSで運用持ちかけられたから」…窓口で詐欺被害防いだ銀行員に感謝状 さつま警察署

AI要約

鹿児島県さつま町のさつま警察署は、南日本銀行宮之城支店の行員が詐欺被害を防止するために行動し、その功績を称えて署長感謝状を贈った。

50代女性が100万円を振り込もうとした際、行員は異変を感じて詐欺の可能性が高いと判断し、手続きを思いとどまらせ、警察への相談を促した。

最近ではSNSを活用した若者をターゲットにした詐欺が増えており、行員はお客さまの安全を考えて行動している。

50代女性が100万円の振り込み依頼 スマホ片手に急いだ様子で「SNSで運用持ちかけられたから」…窓口で詐欺被害防いだ銀行員に感謝状 さつま警察署

 鹿児島県さつま町のさつま警察署は17日、詐欺被害の防止に貢献したとして、同町宮之城屋地の南日本銀行宮之城支店の瀬戸口あきらさん(35)に署長感謝状を贈った。

 瀬戸口さんらによると、6月に窓口を訪れた50代女性が、スマートフォンを片手に急いだ様子で100万円を振り込もうとした。異変を感じ事情を聞くと、交流サイト(SNS)で知り合った相手に運用を持ちかけられたと話したので、詐欺の可能性が高いと判断。手続きを思いとどまらせ、警察への相談を促した。

 同署は2024年、管内でうそ電話詐欺1件(5月末時点)を認知している。瀬戸口さんは「最近はSNSを活用して若者をターゲットにした手口も増えている。お客さまから頼っていただける行員を目指したい」と話した。