20年ぶりに新紙幣発行も 全銀協会長「完全キャッシュレス化実現すべき」と考え示す

AI要約

20年ぶりに新紙幣が発行されたが、銀行業界のトップは将来的には完全キャッシュレス化を実現すべきだと述べた。

新紙幣の流通は広がっているが、高齢者や現金の慣習などから、現金は当面役割を持ち続けるとの考えも示された。

銀行界は効率化やデータ活用の観点からキャッシュレス化を推進している。

20年ぶりに新紙幣発行も 全銀協会長「完全キャッシュレス化実現すべき」と考え示す

 7月、20年ぶりとなる新紙幣が発行されたばかりですが、銀行業界のトップは将来的には完全キャッシュレス化を実現すべきだという考えを示しました。

「個人としては効率化やデータ利活用の観点から、将来的には完全キャッシュレスを実現すべきだとは考えておりますけれども」(全銀協・福留会長)

 7月3日、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎の肖像をデザインした新紙幣が発行されました。

 徐々に新紙幣の流通が広がっていますが、全国銀行協会の福留朗裕会長は、現金を扱わないことで店頭などで作業効率がアップすることや、支払いデータなどが活用できるという観点から、将来的には完全キャッシュレス化を実現すべきだという考えを示しました。銀行界としてもキャッシュレス化を推進していくとしています。

 ただ、キャッシュレスに不慣れな高齢者が多いことや、結婚式のご祝儀、お年玉など現金を使う慣習も多いため、当面、現金は役割を持ち続けるという考えも示しました。(ANNニュース)