SNSの外国語犯罪防げ 外国人サイバーグループ/埼玉県

AI要約

SNS上で外国語での犯罪やり取りの早期把握のため、県警が外国人ボランティアによるサイバー対策グループを設立した。

グループ名は「フォーシブ」で、主にベトナム国籍の学生が所属しており、Facebook上で情報を収集し警察に通報する役割を担う。

外国語の隠語にも気付きやすい利点があり、発足式ではメンバーに登録証が渡された。

 SNS上で外国語でやりとりが行われる犯罪の状況を早期に把握するため、県警は19日、県内に住む外国人ボランティアがメンバーのサイバー対策グループを発足しました。

 発足したのは、外国人ボランティアによるサイバー対策グループ「フォーシブ」です。

 メンバーは、さいたま市内の日本語学校や専門学校に通うベトナム国籍の学生が中心で、現在はおよそ20人が所属しています。

 「フォーシブ」は、Facebookに外国語で書かれた、銀行口座や運転免許証、キャッシュカードの売買などの情報をいち早く見つけ、警察に通報する役割が期待されています。

 日本人では見落としがちな外国語の隠語にも気付きやすいというメリットもあるということです。

 19日の発足式では、菅谷大岳刑事部長からメンバーに登録証が手渡されました。

 地域に住む外国人の協力を得て、SNS上で犯罪を早期に発見する取り組みは、全国初ということです。