和歌山県のコロナ患者数増加 入院も増、第28週の発表

AI要約

和歌山県は、新型コロナウイルスの患者数が増加傾向にあり、特に高齢者を中心に入院患者が増加している。第28週の平均患者数は前週比で増加し、県内各地で感染が広がっていることが分かった。

海南管内が最も患者数が多く、橋本、新宮、和歌山市などでも増加が続いている。入院患者も増えており、十分な感染対策が求められている。

県は、換気やマスク着用、手洗いなどの基本的な対策を徹底するよう呼びかけている。帰省時には特に高齢者への感染予防に気を配るようにとのメッセージも発信している。

和歌山県のコロナ患者数増加 入院も増、第28週の発表

 和歌山県は19日、第28週(7月8~14日)に、定点医療機関から報告された新型コロナウイルスの平均患者数は、前週の5・82人から4・4人増加し、10・22人になったと発表した。増加は4週連続。高齢者を中心に新規入院患者も増えているといい、県は帰省時などに注意するよう呼びかけている。

 患者数は県内49カ所の医療機関からの報告をまとめた。第28週の合計患者数は前週より216人増え501人となった。

 保健所管内別で、平均患者数が最も多かったのは海南管内の38・67人で、前週から18・34人増えた。次いで橋本14・83人、新宮12・00人、和歌山市9・07人、湯浅7・00人、岩出6・17人、御坊5・33人、田辺5・29人、串本3・00人。全国でも10週連続で増加し11・18人となっている。

 また、入院患者も増加。県内では、定点となっている基幹医療機関11カ所の新規入院患者数は59人。第26週(6月24~30日)は20人、第27週(7月1~7日)は40人と、約20人ずつのペースで増加している。高齢者がほとんどという。

 県は「部屋の適切な換気やマスク着用、手洗いなど基本的な感染対策をしてほしい。これから帰省客が増えると思うが、高齢者にうつさないよう気を付けてほしい」と話している。