広島電鉄のモビリーデイズ、iPhone向けアプリの提供延期 開始時期は見通せず

AI要約

広島電鉄が新乗車券システム「モビリーデイズ」のiPhone向けアプリ提供を延期することが発表された。

モビリーデイズはスマホやICカードで運賃を支払う仕組みで、広島市周辺で順次導入される予定。

アップルの検証に時間がかかっており、アイフォーン向けのアプリ提供が9月7日までに間に合うかは不透明だ。

広島電鉄のモビリーデイズ、iPhone向けアプリの提供延期 開始時期は見通せず

 広島電鉄(広島市中区)は18日、新乗車券システム「モビリーデイズ」について、米アップルのiPhone(アイフォーン)向けのアプリ提供を延期すると発表した。20日午前4時の開始を予定していたが、アプリの検証が終わっていないため。ウェブでの会員登録とグーグルの基本ソフト「アンドロイド」のスマートフォン向けは予定通り20日に始める。

 モビリーデイズはスマホに表示したQRコードか、カード型IC乗車券PASPY(パスピー)に代わる新しいICカードで運賃を支払う仕組み。まず備北交通(庄原市)のほぼ全線と、広電バスの広島―三次・庄原・東城線で20日に始める。

 広電によると、技術面を含めてアップルの検証に想定以上の時間がかかっている。路面電車などで運用が始まる9月7日にアイフォーン向けのアプリ提供が間に合うかどうかは、現段階で分からないという。