さらなる日中友好へ 雲南省の高校生 副知事を表敬訪問【岩手】

AI要約

中国雲南省の高校生で構成する青少年訪問団が、岩手県を訪れ県庁を表敬訪問。友好交流の意志を示し、地元交流や被災地視察などを通じて理解を深める。

雲南省と岩手県は友好交流協力協定を締結し、青少年交流を続けてきた。新型コロナの影響でオンラインでの交流を経て、現地訪問が再開された。

訪問団の一行が岩手県入りし、岩手の文化や歓迎を感じながら交流活動を楽しんでいる。地元の魅力を体験し、友情を深めることを期待している。

さらなる日中友好へ 雲南省の高校生 副知事を表敬訪問【岩手】

 中国雲南省の高校生で構成する青少年訪問団は18日、県庁に佐々木淳副知事を表敬訪問し、さらなる友好交流を誓った。一行は22日まで県内に滞在し地元の中高生との交流するほか、東日本大震災の被災地や世界遺産「平泉」の視察などを通じ本県の歴史や文化などに理解を深める。

 本県と雲南省は2010年の上海万博で共同出展したことを契機に13年に友好交流協力協定を締結し、15年に青少年交流を開始。新型コロナウイルス感染拡大の影響で20~22年はオンラインで交流を続け、23年に現地交流が再開した。

 今回は高校生16人と引率4人の計20人が16日に本県入り。県庁を訪れた一行のうち王天勤さん(17)は「今回の交流活動を通して互いのことをより深く理解し合い、心がより近づき友好の懸け橋となることを信じている。岩手の文化の魅力を体験し奥深い歴史を実感する。友情の種が一度まかれれば必ずや美しい花を咲かせると信じている」、周文秀怡さん(16)は「心を込めたおもてなしや歓迎を受け海外での温かさを感じている。日本の若者の学校生活を体験し、中国の文化や物語を語り合うようにしたい。友情をますます深めていくために雲南省への訪問を楽しみにしている」とそれぞれ思いを語った。