大塚製薬、学生ボランティア等に「ポカリスエット インハイNFT」--出場記録以外も形に

AI要約

大塚製薬が日本初の取り組みとして、高校生向けのNFTプロジェクトを発表

ポカリスエット インハイNFTは高校生活動推進委員や大会サポート活動参加者を対象に配布され、活動の証としてNFTを発行

大塚製薬は中高生の活動を支援する取り組みを通じて、ポカリスエットブランドのエールを送り続けている

大塚製薬、学生ボランティア等に「ポカリスエット インハイNFT」--出場記録以外も形に

 大塚製薬は7月17日、7月21日から「ポカリスエット インハイNFT」を発行することを発表した。

 ボランティア活動などに参加した高校生に対して民間企業がNFTを配布する、日本初の取り組みになるという。

「ポカリスエット インハイNFT」とは

 ポカリスエット インハイNFTは、同社が特別協賛する「2024(令和6)年度 全国高等学校総合体育大会(北部九州総体 2024)」における高校生活動推進委員や、大会サポート活動への参加者といった高校生を対象に配布する。

 各会場で配布するステッカーの二次元コードから「LINE」の「大塚製薬 公式NFTプロジェクト」アカウントを友だち追加することで受け取れ、アカウント内の「MY WALLET」で確認できるという。

 背景はランダムで、取得した仲間のNFTと組み合わせれば中心に大会シンボルが表れる仕掛けだ。また、NFTを取得した高校生活動推進委員の希望者を対象に、世界共通の技術標準規格に沿って発行されるデジタル証明・認証となる「オープンバッジ」も付与するとしている。

中高生の「前向きな汗」を応援するポカリスエット--11年連続でインターハイに協賛

 大塚製薬は「ポカリスエット」ブランドで、CMの制作イベントや写真部などを実施。青春や未来に向かって前向きに行動する中高生たちを支援するなかで、さまざまなNFTを配布してきたという。

 また、2014年から11年連続で全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に特別協賛。全国高等学校体育連盟や開催地の実行委員会と連携し、選手・関係者の健康と安全に配慮しながらサポートしている。

 大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部 宣伝部 次長の上野隆信氏は、「中高生の可能性を信じ、前向きな汗を応援するというブランド姿勢を発信し続けることで、学生たちのそばに寄り添える存在となる。ブランドに対する思いが醸成され、絆が生まれる」と、ポカリスエットの戦略を説明する。

 2024年度は、インターハイという高校スポーツの祭典をきっかけにその舞台へのぞむ選手や大会をサポートする高校生、部活を頑張るすべての高校生にさまざまな形でエールを届ける「インハイエールプロジェクト」を実施している。

 第1弾となる「ポカリスエット “エールコップ”」では、メッセージ入りの紙コップ「エールコップ」を用意し、大会当日の選手にポカリスエットを届ける。また、第2弾として“努力の軌跡”を切り取ったムービーとポスター「あの場所は見てる」を制作。7月16日に公開している。

2024年インターハイプロジェクト第3弾--出場選手の「記録」以外も形に

 ポカリスエット インハイNFTは、インハイエールプロジェクトの第3弾という位置づけだ。

 大会の成功に向けて企画・準備・運営に自らの創意工夫を持って取り組む高校生活動への参加者と、多くの高校生がスポーツを支える立場から主体性をもって大会の準備・運営をサポートする大会サポート活動の参加者に、活動の証としてNFT(デジタル活動証明書)を発行するプロジェクトになるという。

 大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業部 宣伝部 係長の嶋田多江子氏は、「中高生たちを支援する一環の参加特典・証明としてNFTを配布したところ、活動経験を課外活動の一つとしてAO受験に活用したいという声があった。学生が積極的に参加して自身の可能性を広げることができる体験を提供できたこと、そしてその体験を自身の未来に生かそうとする学生がいたことは大きな喜びであり、発見でもあった。唯一無二を証明するNFTは高校生の役に立つことができ、ポカリスエットは未来に向かって汗をする学生を応援するブランド。(NFTを発行することで)後押しする一助となる活動をもっと広げられる」とNFTを選んだ背景を説明する。

 また、NFTは改ざん耐性が高いこと、誰でも履歴を追跡できるブロックチェーン上で発行されるためにオンライン・オフラインを問わずにさまざまな場所で配布でき、横断して配布者の行動を可視化できること、配布者に対する直接のメッセージでつながれるコミュニティになれることなどの狙いも加える。

 「選手は出場した記録などが証として残るが、(今回のNFTの配布で)大会を支えるために汗を流した学生の活動も形に残せる。大学生・社会人といった今後のライフステージ文脈に沿っても、持続的に蓄積型のファンエンゲージメントができる。毎日の汗を応援するというブランド姿勢を発信し、続けることで絆を深めていきたい」(嶋田氏)と話した。

プレスリリース