賢治世界浮かぶ 花巻・八幡田んぼアート【岩手】
AI要約
花巻市石鳥谷町八幡の田んぼで、宮沢賢治の童話「双子の星」をモチーフにした八幡田んぼアートが見頃を迎えている。
地域住民ら約70人が田植えを行い、賢治の童話「双子の星」と「星めぐりの歌」の歌い出しを田んぼにデザインした。
市内外からの見物客がアートを楽しんでおり、毎年異なるデザインが楽しみにされている。
花巻市石鳥谷町八幡の田んぼで、宮沢賢治の童話「双子の星」をモチーフにした八幡田んぼアートが見頃を迎えている。梅雨空の合間に市内外から訪れた人たちが、賢治童話の世界が浮かび上がる巨大アートを楽しんでいる。
八幡まちづくり協議会（伊藤成子会長）が、地域活性化、交流人口の拡大などを目的に企画。約30アールの水田をキャンバスに、6月2日に地域住民ら約70人が田植えをした。
14回目となる今回は、賢治の童話「双子の星」と賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」の歌い出しを田んぼにデザインした。
18日は雲が多かったが日中は青空ものぞく一日となり、アートを一目見ようと市内外から見物客が訪れた。北上市の50代の夫婦は「毎年デザインを考えてはみんなで力を合わせて田植えを行う。その年にだけ見ることができるアート」と写真に収めた。友人同士で訪れた滝沢市の女性は「賢治がテーマの田んぼアート。今年はどんな絵か楽しみにしてきた。苗の色が多くて驚いた」と話していた。
田んぼアートはJR東北本線沿いにあり、同市石鳥谷町中寺林の石鳥谷生涯学習会館駐車場から見ることができる。
