「ヤマウラ」子会社の巨額横領事件 検察「息子経営会社の自転車操業が背景」と指摘 追起訴された1億8300万円分の起訴内容認める

AI要約

男が父親と共謀して、総合建設業の子会社から1億8300万円を横領し、裁判で認めた。

業務上横領の罪で35歳の男が起訴され、父と共謀して横領した経緯が明らかになった。

男は6億5000万円余りの横領についても認め、さらに追起訴される方針も明らかになった。

「ヤマウラ」子会社の巨額横領事件 検察「息子経営会社の自転車操業が背景」と指摘 追起訴された1億8300万円分の起訴内容認める

父親と共謀して、駒ヶ根市の総合建設業「ヤマウラ」の子会社から、多額の現金を横領した罪に問われている男が18日、1億8300万円分の横領について、裁判で起訴内容を認めました。

業務上横領の罪に問われているのは、辰野町の会社役員・村田俊樹(むらた・としき)被告・35歳です。

起訴状などによりますと、俊樹被告は、「ヤマウラ」の経理チームのマネージャーを務めていた父・浩幸(ひろゆき)被告と共謀して、「ヤマウラ」の子会社名義の銀行口座から、自身が社長を務める会社に多額の現金を振り込み、横領したとされています。

俊樹被告はこれまでの裁判で、6億5000万円余りの横領について起訴内容を認めていて、18日の裁判で、さらに1億8300万円分についても起訴内容を認めました。

検察側は当時、俊樹被告が経営していた会社が借金などに追われ、自転車操業に陥っていたことが、犯行に繋がったなどと指摘。

8月にも追起訴する方針を明らかにしました。