400年の伝統「小倉祇園太鼓展」 “夏の風物詩”の歴史たどる 小倉城庭園で9月1日まで
小倉祇園太鼓の歴史を紹介する企画展が北九州市で開催中
小倉祇園太鼓は国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の夏祭り
展示では明治時代の切幕や豪華な衣装、江戸時代の祭を再現したジオラマなどが見どころ
400年以上続く小倉の夏の風物詩、「小倉祇園太鼓」の歴史を紹介する企画展が、福岡県北九州市で開かれています。
小倉祇園太鼓は、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統の夏祭りです。
()初公開の史料を含め、20展あまりが展示された会場で目を引くのは、明治時代、神輿の一種である神山(こうやま)に使われていた切幕(きりまく)です。
金糸銀糸の装飾が、祭りの華やかさを今に伝えています。
()当時は衣装も豪華でした。
半纏(はんてん)には「九尾の狐」胸当てには「武者かぶと」、陣羽織には「家紋と龍」があしらわれる勇壮さで、祭にかけた意気込みがうかがえます。
そのほか、江戸時代の祭を再現したジオラマなども展示されています。
この企画展は、北九州市の小倉城庭園・企画展示室で9月1日まで開かれています。