第一四半期の鉄道利用 主要3線区 苫小牧・東室蘭間のみ前年割れ  運行形態に含みも JR北海道

AI要約

JR北海道は17日に定例会見を開き、6月と今年4月から6月までの第一四半期の鉄道利用状況を発表しました。

北海道新幹線の6月の利用は1日平均5400人の利用で対前年比109%でした。

特急すずらんの利用が低迷し、特急でなくてもいいとの考えが示されていますが、千歳線の快速エアポートは好調な利用状況でした。

第一四半期の鉄道利用 主要3線区 苫小牧・東室蘭間のみ前年割れ  運行形態に含みも JR北海道

JR北海道は17日に定例会見を開き、6月と今年4月から6月までの第一四半期の鉄道利用状況を発表しました。

北海道新幹線の6月の利用は1日平均5400人の利用で対前年比109%でした。

都市間主要3線区(札幌・岩見沢間、南千歳・トマム間、苫小牧・東室蘭間)の特急列車は、第一四半期の利用が苫小牧・東室蘭間のみ前年割れとなり対前年比99%でした。

これについてJR北海道の綿貫泰之社長は「苫小牧、東室蘭駅の乗降人員に大きな変化がないため、特急すずらんの利用者が普通列車に流れていると分析している」と述べました。

特急すずらんを巡っては今年3月のダイヤ改正で全席指定席化されて以降利用が低迷していて、先月の定例会見で綿貫社長は「特急すずらんに乗ってもらうための対策はこれから検討していく」と説明した上で「安く利用というニーズが強いのであれば、特急でなくてもいいと思う」と話し運行形態の変更に含みを持たせていました。

一方で千歳線の快速エアポートは利用が好調です。

観光客の増加やボールパークの利用が増えていることから6月の利用は対前年比114%でした。