蟬川泰果「悔しいの一言」 平田憲聖との同世代対決、伸ばしきれず通算14アンダー5位【男子ゴルフ】

AI要約

平田憲聖が逃げ切りで今季初優勝、通算3勝目を挙げる。後続に3打差をつけて圧勝。

蟬川泰果は通算14アンダーで5位に終わり、負けたくない同世代対決で悔しい思いをする。

前日から喉の調子が悪かった蟬川は、プレー後に報道陣に取材を短めにしてもらうほど体調がすぐれなかった。

蟬川泰果「悔しいの一言」 平田憲聖との同世代対決、伸ばしきれず通算14アンダー5位【男子ゴルフ】

◇14日 男子ゴルフ 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ最終日(北海道千歳市、ザ・ノースカントリーGC)

 逆転を目指した蟬川泰果(23)=アース製薬=は、通算14アンダーにとどまり、5位に終わった。平田憲聖(23)=エレコム=が逃げ切りで今季初優勝、通算3勝目を挙げた。前半のバーディーラッシュで優位に進め、68で回って通算19アンダー。後続に3打差をつけて、圧勝した。

 「悔しいの一言です」。蟬川は声を絞り出すように漏らした。平田との、負けたくない同世代対決。3打リードを許しての最終Rに、「最初からがんがん攻める」と宣言して開始した。前半は3つ伸ばしてターン。だが、後半はショットが乱れ、パットも入らずで、バーディーなしの2ボギー。攻める気持ちが強すぎて、裏目に出ることも多かった。

 前日から喉の調子が悪く、この日もプレー後は「取材を短めにしてもらっていいですか」と、報道陣に断った。「憲聖がしっかり伸ばしてくると、僕は追いつけない。彼がトップにいると、闘いづらい」と、安定感にあふれる平田をたたえた。最後に「疲れた。体が動かない」と言い置いて、会場を後にした。