【山口県】きもの装いコンテスト世界大会へ 熊毛北高の山本さん、神足さん、亀井さん

AI要約

山口県周南市の熊毛北高が世界大会に出場するための準備をしている。

3人1組で挑む学校対抗の部に出場し、着物の着付けや所作の美しさを競う。

生徒達は2カ月で準備をし、世界大会でさらなる成績向上を目指す決意を示している。

【山口県】きもの装いコンテスト世界大会へ 熊毛北高の山本さん、神足さん、亀井さん

 昨年10月、山口県周南市の熊毛北高(升谷幸子校長)が「全日本きもの装いコンテスト中国・四国大会」で3位に入賞し、今年9月8日(日)に東京で開かれる世界大会への出場が決まった。

 本番まで2カ月を切り、準備は大詰め。生徒らは着付けや所作の美しさを極める練習を重ねている。

 この大会は東北、関東、東海・中部、関西、中国・四国、九州の6地区から選抜し、着物を着るスピードや所作、立ち振る舞いの美しさを競うもの。

 同校は3人1組で挑む「学校対抗の部」に出場。声をかけながら3人同時に自身で着付けをした後、互いに細かい部分を整える。

 出場するのは3年の山本百華さん、神足美結さん、亀井釈愛さんで、明るい笑顔と凛とした振る舞い、時折見せる高校生らしい無邪気さが印象的な3人。

 伝統文化の授業をきっかけに友人同士で出場を決意。着物を着たことがない状態からたった2カ月で準備して、世界大会への切符を勝ち取った。

 現在、着物の着付け時間は6分台で、世界大会で戦うにはまだ縮める必要があるという。

 リーダーの山本さんは「中国・四国大会は練習期間が短いながらに頑張った。世界大会では全くレベルの違う1、2位に追いつけるようにさらに頑張りたい」と明るい笑顔で意気込みを話す。

 神足さんは「みんなに期待されているので、受賞のボーダーランである3位に入りたい」、亀井さんは「最後まで3人で仲良く練習を頑張って結果を出したい」と望む。

 指導するのは装道礼法きもの学院の分院「河髙秀子礼法きもの学院」(柳井市)の河髙秀子さん。「一人ひとり自信を持って出せる。3人の中に入れてもらい、一緒に追い込みを頑張りたい」と愛情を注ぎながら、世界大会に向けて励んでいる。