台風10号・サンサンはなぜ「四国沖へカーブ」する予想なのか カギを握る朝鮮半島付近の“気圧の谷”の動向 雨と風シミュレーション
AI要約
強い台風10号は週明けに日本列島に接近・上陸する見込みで、気圧の谷の影響で進路が左右される可能性がある。
台風10号は北西方向に進んでおり、27日に九州の南海上で北東に進路を変える予想。
27日から28日にかけて、西日本から東日本は大荒れの天気になる見込み。
強い台風10号は、週明けに日本列島に接近・上陸する見込みです。日本の南の海上へ進んだのち、方向を変えて西日本に上陸する予想ですが、「上空の気圧の谷」が進路の変更とその後の日本へのコースを左右しそうです。
強い台風10号は、25日（日）正午現在、日本の南にあって1時間に30キロの速さで北西に進んでいます。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルです。
台風10号は27日（火）まで北西方向に進んだのちに九州の南海上で北東に進路を変える予想です。
北東方向への進路変更ですが、その要因は朝鮮半島付近に存在する見込みの「気圧の谷」です。
27日午前9時の上空およそ5500メートルの天気図ですが、沿海州から朝鮮半島にかけて気圧の谷があります。この気圧の谷が台風を東に押し出すようなはたらきをします。
この気圧の谷がもっと早く進めば台風10号はより東よりに進み、遅ければ西よりのルートをとることになりそうです。北東方向に進路を変えてからの台風の予報円はまだ大きく、上陸する場所についてはブレがある状態です。
週明け27日から28日は西日本から東日本は大荒れの天気になりそうです。最新の台風の情報に注意をするようにしてください。
