被介護状態となる日に備え…下半身の脱毛をしておく『介護脱毛』アリかナシか 40-50代の女性を中心に増える
介護脱毛への関心が高まっており、将来の介護を考えて下半身の脱毛をする人が増えている。
名古屋市でのアンケート結果や施設での意見、脱毛のメリットなどが紹介されている。
施術の具体的な効果や方法についても医師の説明がされている。
自分が介護されるときに備えて、下半身の脱毛をしておく「介護脱毛」への関心が高まっています。希望する人が増えている背景や脱毛のメリットのほか、介護施設で働く人の意見を聞きました。
「介護脱毛」は下半身のデリケートゾーンの脱毛を、排せつの世話やおむつの交換など、将来介護されるときに気になるという理由でするものです。
名古屋の街で「介護脱毛」は「あり」か「なし」か聞いてみました。
Q「介護脱毛」を知っていますか
60代女性:
「はい」
一緒にいた60代女性:
「はい」
Q介護脱毛は「あり」ですか?
60代女性:
「あり、あり。自分がわからなくなった時に施設に入ったり、お世話になった時にいい状態で入っておきたいじゃないですか」
一緒にいた60代女性:
「ちょっと、えー」
60代女性:
「一緒にやろう~」
一緒にいた60代女性:
「費用面もそうだしちょっと怖いとか恥ずかしいとかもあるし」
40代女性:
「私もやっていて、ストレスがないというか清潔に保てるというのもあります」
60代男性:
「介護脱毛?なにそれ」
一緒にいた70代男性:
「知りません」
大手脱毛クリニック「メンズリゼ」が40代~50代の男女1140人を対象にした調査では、女性の約8割、男性でも約6割が「介護脱毛」を“やりたい”と回答しています。
ただ、どんなものなのかわからないという声も多く、名古屋市名東区のクリニック「桜の咲クリニック」で聞きました。
「桜の咲クリニック」の岡庭紀子院長:
「1番はやっぱり尿路感染症をだいぶ防げる。寝たきりで訴えができない場合はかゆみ、痛み、ムレ、そういったことが訴えられないので」
岡庭院長は、介護脱毛には排せつ物を拭き取りやすくなり、炎症や感染症を防ぎやすくなるほか、においやムレが軽減されるなどのメリットがあると説明します。
どうやって脱毛するのか、施術に使う機械を見せてもらいました。