学生と地元企業が一緒に企業PR動画づくり 福島県郡山市 「プロモーション事業」スタート

AI要約

福島県郡山市で地元企業と学生が協力して企業PR動画を作る取り組みが始まった。

学生は企業に理解を深めるための動画制作を通して学び、企業はZ世代に魅力を伝えることを目指す。

動画は市のホームページなどで公開され、視聴者投票によって表彰される予定。

学生と地元企業が一緒に企業PR動画づくり 福島県郡山市 「プロモーション事業」スタート

 福島県郡山市の学生と地元企業が一緒に企業PR動画を作る「地元企業プロモーション事業」が8日、市労働福祉会館で始まった。8、9月ごろに市のホームページ(HP)などで動画を公開する。

 市の主催。学生は動画制作を通して地元企業に理解を深め、企業は1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」の関心を捉えて自社の魅力を発信する狙い。市出身で若者の採用ブランディング事業を行う「Find Value」取締役最高執行責任者・大川翔さん(25)を講師に招き、セミナーやワークショップを繰り広げた。

 セミナーには県商工信用組合や郡山ビューホテルなど5社の担当者計約10人が参加した。大川さんはZ世代について、費やした時間に対する効果や仕事の目的を重視すると説明。主に交流サイト「SNS」から情報を集めているとし、インスタグラムやティックトックなどで企業情報を発信するのが効果的と話した。

 ワークショップには市内の県立テクノアカデミー郡山とFSGカレッジリーグの学生計約20人が加わった。5班に分かれ、動画制作のアイデアなどを話し合った。

 学生は今後、班ごとに企業を見学・撮影し、15秒程度の動画を作る。HPや動画投稿サイト「YouTube」で動画を公開し、視聴者に投票してもらう。10月11日に市内のビッグパレットふくしまで行われる「こおりやま産業博」で、投票数が上位の動画を表彰する予定。

(郡山版)