認可保育所など運営「清風学園」が高額ギター購入などした元副理事長を提訴 職員処遇改善のための給付費得られず・山形

AI要約

山形市の学校法人「清風学園」の元副理事長による運営費の不適切支出問題で、学園側が損害賠償を求める訴えを起こしたことが明らかになった。

元副理事長が高額なギターを購入するなどして行政処分を受け、給付金が得られない状況になっていた。

山形地方裁判所での訴訟が進行中で、第一回口頭弁論は9月10日に予定されている。

認可保育所など運営「清風学園」が高額ギター購入などした元副理事長を提訴 職員処遇改善のための給付費得られず・山形

山形市の学校法人「清風学園」の元副理事長による運営費の不適切支出問題をめぐり、学園側が元副理事長に対し、行政処分の影響で山形市などからの給付費を得られなかったとして、損害賠償を求める訴えを起こしたことがわかりました。

この問題は、山形、天童の両市で認可保育所などを運営する学校法人「清風学園」の元副理事長の男性が、県や両市からの補助金を含む運営費を使って運営上必要がない高額なギターを複数購入するなどして、おととし12月、山形市と天童市から行政処分を受けたものです。

清風学園はこの問題を巡り、職員の処遇改善に充てるための山形・天童両市からの給付金や委託費を1年間支給されない行政処分を受けていました。

学園関係者によりますと、支給されなかった総額はおよそ2600万円に上るということです。学園側は10日までに元副理事長を相手取り、給付されなかったおよそ2600万円の支払いなどを求める訴えを山形地方裁判所に起こしました。第一回口頭弁論は9月10日に開かれる予定です。