なでしこ、金沢で快勝 復興支援マッチに最多9648人

AI要約

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が金沢市で行った国際親善試合でガーナ代表を4-0で破り、被災地に元気を届けた。

金沢市出身の北川ひかるや他の選手が活躍し、五輪に向けた弾みをつけた試合であった。

チケット収入は被災地のサッカー復興資金に充てられ、多くの観客が試合を楽しんだ。

なでしこ、金沢で快勝 復興支援マッチに最多9648人

  ●スポーツ、芸術で被災地に元気

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は13日、金沢市の金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われた国際親善試合「能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登」でガーナ代表と対戦し、4―0で勝利した。石川県で日本代表の試合が開催されるのは男女通じて初めてで、今年2月に開設した同スタジアムで最多となる9648人が来場した。能登の子どもたちも観戦に訪れ、懸命にボールを追う選手の姿が被災地に勇気を届けた。

  ●五輪へ弾み、北川先発

 金沢市出身の北川ひかる(INAC神戸)や長谷川唯(マンチェスター・シティー)らが先発した。前半、ガーナに退場者が出て数的優位に立つと、後半、田中美南(ロイヤルズ)のゴールを皮切りに攻撃陣が爆発。パリ五輪前に国内で行う最後の強化試合で快勝し、本番へ弾みを付けた。

 左サイドの北川は何度も相手陣内に駆け上がり、ゴール前に正確なクロスを供給。セットプレーのキッカーも務めたが、試合終盤に右膝を押さえ、担架でピッチを後にした。

 この試合のチケット収入は、日本サッカー協会(JFA)がチケット収入と同額を加えて被災地のサッカーに関する復興資金に充てられる。

 金沢ゴーゴーカレースタジアムのこれまでの最多入場者数は2月18日、新施設のこけら落としとして開催された北國新聞・富山新聞スペシャルマッチ「ツエーゲン金沢―カターレ富山」の8566人だった。