13歳で“高校の優勝記録”を超えた… ウエイトリフティング一家・比嘉家の「最終兵器」末っ子・比嘉歩

AI要約

比嘉家の末っ子、歩選手がウエイトリフティングで急成長を遂げている。中学2年で高校生の記録を超える力を持つ。

歩は記録非公認の大会で110キロ、115キロの記録を出し、日本中学記録を超えた。減量の負担を避けるため、1つ上の階級で出場。

クラスメイトや父からはエースとして期待され、歩の成長に驚く声が上がっている。

13歳で“高校の優勝記録”を超えた… ウエイトリフティング一家・比嘉家の「最終兵器」末っ子・比嘉歩

RBCが5年かけて追いかけるウエイトリフティング一家、比嘉家。きょうだい4人が世界を目指す比嘉家では今、中学2年の末っ子、歩(あゆ)選手が急成長を見せている。

5年前、沖縄で開催された全国高校総体で、高校1年ながら全国準優勝に輝いた兄を憧れの眼差しで見つめていた男の子。

ー(2019年の取材)いい写真撮れた?

▽比嘉歩 「はい(笑顔)」

兄や姉を追いかけ練習に励んできた、ウエイトリフティング一家、比嘉家の末っ子、歩は当時小学3年生。3歳からウエイトリフティングを始めますが、当時は食べることが大好き、少しぽっちゃり体形だった。

そんな歩が、今、中学2年生となって急成長を見せている。

▽父・敏彦監督

「予想以上に伸びているので、逆にこっちがびっくりする」「長男から長女、次男を見て、おいしいところばかり全部もらっているので」

▽比嘉歩 

「やっと取材をしてもらえる重量、レベルになってきたのかなと思ってうれしい」

5月に行われた県内大会では、記録非公認の大会ながら、67キロ級の日本中学記録を3キロ超える110キロに成功。クリーン&ジャークも115キロを挙げ、トータルで225キロ、トータルでも日本中学記録を超えた。

しかし驚くべきは、中学2年で日本中学記録を超えたことではない。歩はこのとき、減量の負担を避けるため、いつもより1つ上の階級に出場していた。

もし主戦場の61キロ級でこの記録を出せば、今年3月の高校生の全国大会の優勝記録(スナッチ91キロ、クリーン&ジャーク113キロ、トータル204キロ)を、トータルで20キロ以上、上回ることになる。

すでに歩は、中学2年で高校日本一に匹敵する力を身に付けていた。

▽父・敏彦監督と歩

父 「エースだからな比嘉家の。最終兵器だから」

歩 「がんばります」

そんな歩の中学生活をのぞくと…

   

▽比嘉歩とクラスメート

女子生徒 「ぶっちぎりの全国1位?」「えー、すごい、すごい」「英煌君を3人持てるって」

男子生徒 「誰でも優しくて、勉強ができて、輝いて見えます」