職務で知った個人情報を暴力団幹部に漏えい、神奈川県警警部補を停職処分 守秘義務違反で5月に罰金命令

AI要約

神奈川県警川崎署の警部補が暴力団幹部に個人情報を漏らし、懲戒処分を受けた。男性警部補は依願退職した。

男性警部補は暴力団関係者から車両ナンバーの照会を依頼され、職務上得た情報を提供した。男性警部補と幹部は過去の捜査で知り合った。

男性警部補は逮捕され、違反の罰金を受けた。事件は2021年5月に起こり、県警が厳正な処分を行った。

職務で知った個人情報を暴力団幹部に漏えい、神奈川県警警部補を停職処分 守秘義務違反で5月に罰金命令

 神奈川県警は12日、職務上知り得た個人情報を暴力団幹部に漏らしたとして、川崎署刑事2課の男性警部補(49)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性警部補は同日付で依願退職した。

 県警監察官室によると、男性警部補は2021年5月25日ごろ、指定暴力団稲川会系幹部の男性から第三者の車両ナンバーの照会を依頼され、職務上知り得た車の所有者に関する個人情報を教えたという。

 当時、男性警部補は暴力団対策課の所属で、幹部の男性とは過去の捜査の過程で知り合ったとされる。

 県警は今年4月、地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで、男性警部補を逮捕。男性警部補は同年5月に同罪で略式起訴され、罰金30万円の略式命令を受けた。