福島県双葉地方の魅力を発信 「るるぶ特別編集版」作製へ、来年度から宿泊施設などで配布

AI要約

全国高校総体(インターハイ)サッカー男子が福島県浜通りで固定開催され、双葉地方町村会が地域の魅力を発信するために特別編集版を作製する。

今年の大会には5万人以上の来場者が見込まれ、情報誌「双葉郡ぐるりんガイド2023年度版」が配布されている。

るるぶ特別編集版は交流人口拡大や地域振興を目的とし、食や観光をテーマに関係者や応援者に配布される。

福島県双葉地方の魅力を発信 「るるぶ特別編集版」作製へ、来年度から宿泊施設などで配布

 全国高校総体(インターハイ)サッカー男子が今年から福島県浜通りで固定開催され、県内外から多くの来訪者が訪れるため、双葉地方町村会は、地域の魅力を発信するため「るるぶ特別編集版」を作製し、来年度から配布する。10日、作製に向けた第1回会議が富岡町の双葉地方会館で開かれた。

 今年のサッカー男子は26日に開幕し、8月3日に決勝が行われる。広野、楢葉、いわき3市町の6会場で、選手やスタッフなど約5万人の来場が見込まれる。今大会は、県電源地域振興財団が作製した双葉郡8町村の情報誌「双葉郡ぐるりんガイド2023年度版」の配布で代用した。

 るるぶ特別編集版の作製は交流人口拡大や地域振興を図る狙い。「食」「観光・ホープツーリズム」をテーマに、関係者や応援者に配布し、会場や宿泊施設、公共施設に設置する。会議は各町村のまちづくり団体などから約30人が出席し、完成までに数回のワークショップを重ねていく。

 この日は「るるぶ」を製作しているJTBパブリッシングの担当者が訪れ、過去の事例やコンセプト、アイデアなどについて紹介した。冒頭、町村会の御代典文常務理事・事務局長が「多くの方が双葉郡に足を運ぶ。情報発信のため、皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつした。