福島県富岡町で津波不明者捜索 大震災から13年4カ月 双葉署などから計90人

AI要約

双葉署と県警が福島県富岡町仏浜で震災の津波による行方不明者捜索。約90人が参加し、黙とう後に作業開始。

参加者は砂浜を掘り返し、行方不明者の手がかりを見つけることを期待。

警察学校の巡査も高校で震災について学び、一つでも手がかりを見つけたいと意気込む。

福島県富岡町で津波不明者捜索 大震災から13年4カ月 双葉署などから計90人

 双葉署は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から13年4カ月となった11日、福島県富岡町仏浜の毛萱仏浜地区海岸で震災の津波による行方不明者を捜索した。

 双葉署、県警本部災害対策課特別警ら隊、警察学校から約90人が参加した。全員で黙とうした後、佐久間正和署長が「行方不明者の手がかりを発見し、家族に届けられることを期待する」と訓示した。参加者はレーキなどを使って砂浜をかき分けた。

 警察学校に入校中の西坂まいな巡査(22)は「高校時代はふたば未来学園高で震災について学んだ。警察官として活動する中で、一つでも手がかりを見つけたい」と語った。