元長野県議の妻殺害事件 初公判は10月16日

AI要約

長野県塩尻市で元県議会議員が自宅で妻を殺害した事件の裁判が始まることが決まった。公判は10月16日に開始され、判決公判は12月23日に予定されている。

被告は事件当夜自宅で妻を殺害したとされ、弁護側は犯行を否定し、直接的な証拠がないことを主張している。公判前整理手続きは続行される。

被告は妻を殺害した容疑で起訴され、裁判では間接的な証拠をもとに無罪を主張する方針で進められる。

 令和3年9月に長野県塩尻市塩尻町の自宅兼酒蔵で妻を殺害したとして、殺人の罪で起訴された同市区選出の元県議会議員・丸山大輔被告(49)の裁判員裁判が10月16日に始まることが決まった。11日に長野地裁で開かれた公判前整理手続きで、地裁が決定した。判決公判は12月23日。

 手続きには裁判所、検察、弁護側の3者が出席して協議した。弁護側によると、公判日程は10月16~18日、21~24日、28~31日、11月6~8日、11日、14・15日、18~21日、25・26日、12月23日。協議の場に丸山被告本人は出席していない。

 弁護側はこれまで通り、丸山被告が事件当夜、長野市の議員会館にいて現場に行っていないとし、「犯人性はない(犯人ではない)」と無罪を主張する方針だ。弁護団の1人、齋藤泰史弁護士は「直接的な証拠がない中、間接的な証拠を積み上げていく裁判になる」と語った。公判前整理手続きは継続するという。

 丸山被告は令和3年9月29日午前1時44分ころから同3時4分ころまでの間、自宅で殺意をもって何らかの方法で妻の希美さん=当時(47)=の首を圧迫し、窒息死させて殺害したとして起訴されている。