始まりは50年前…「あじさい寺」で1300株が見頃 参拝客「景色も良くて最高」
長野県松本市内田にある法船寺で、約1300株のアジサイが見頃を迎えている。境内を鮮やかに彩る紫や青の花が雨の中でも参拝客を楽しませている。
50年前に植えられたアジサイは現在約80種類が植わり、今年は花数は少なめだが発色が鮮やか。特にピンクのアジサイが美しいと評判だ。
アジサイは7月中頃まで楽しめるが、梅雨の間がおすすめ。訪れた人たちは毎年異なる花の様子を楽しみ、景色も素晴らしいと喜んでいる。
「あじさい寺」として親しまれる長野県松本市内田の法船寺で、アジサイ約1300株が見頃を迎えている。小雨がぱらつく梅雨らしい天気となった11日、境内を鮮やかに彩る紫や青の花を参拝客が楽しんでいた。
近藤栄祐住職(53)によると、50年前に先代の栄泉さん(86)が檀信徒と植えたのが始まり。少しずつ株や品種を増やし、現在は約80種類が植わる。今年は花数が少なめなものの、発色が鮮やかで特にピンクがきれいだという。
例年通り7月に入って見頃を迎え、「日差しに弱いため梅雨の間の観賞がおすすめ」と近藤住職。7月中頃まで楽しめそうだという。友人と訪れた塩尻市の市岡勢子さん(78)は「花の様子が毎年違って楽しめる。景色も良くて最高です」と喜んでいた。