例年より早く、夏マツタケ初競り 岐阜・飛騨、天然物10本

AI要約

飛騨産の天然のマツタケの初競りが11日、岐阜県高山市問屋町の市公設地方卸売市場で行われた。

飛騨地域では夏でも夜に気温が下がる山間部で採れる「夏マツタケ」が、今年は例年より1週間ほど早い入荷となった。

競り落としたマツタケは高山生鮮が5万円で購入し、初物の良さを活かしてお客さんに楽しんでもらう考え。

例年より早く、夏マツタケ初競り 岐阜・飛騨、天然物10本

 飛騨産の天然のマツタケの初競りが11日、岐阜県高山市問屋町の市公設地方卸売市場で行われた。

 秋の味覚を代表するマツタケだが、飛騨地域では夏でも夜に気温が下がる山間部で採れ、「夏マツタケ」や「早生(わせ)マツタケ」と呼ばれる。今季初入荷したのは、乗鞍岳の麓で採れた10本計475グラム。今年は6月夜の気温が低く適度に雨が降ったことから菌が熟成し、例年よりも1週間ほど早い入荷となった。

 競りでは、卸売りの高山生鮮(同市総和町)が5万円で競り落とした。同社の牧野義広さん(73)は「ものは良い。初物なのでどこに卸すか、お客さんにどう楽しんでいただくかはこれから考えたい」と語った。