普段は吠えない愛犬が「ワン!」と鳴いたその先に…土手に倒れた高齢男性 お手柄コンビに警察から感謝状【静岡発】

AI要約

掛川市の土手で倒れていた高齢男性を愛犬の吠え声で発見し、人命救助に貢献した32歳の鈴木喬太さんが警察から感謝状を贈られた。

愛犬とのチームプレーで男性の命を救ったことに感謝を示す警察署や鈴木さん自身。

今後も人助けに尽力することを誓う鈴木さんの姿。

普段は吠えない愛犬が「ワン!」と鳴いたその先に…土手に倒れた高齢男性 お手柄コンビに警察から感謝状【静岡発】

静岡県掛川市の土手に倒れていた高齢男性に声をかけ、人命救助に貢献したとして警察から市内に住む鈴木喬太さんに感謝状が贈られた。男性の存在に気付いたのは愛犬がきっかけだったという。

2024年6月11日午後8時半過ぎ、掛川市在住の鈴木喬太さん(32)が土手で倒れていた高齢男性を見つけた。

当時、鈴木さんは愛犬の小杏ちゃん(メスの柴犬・12歳)との散歩中。

きっかけは小杏ちゃんの“一言”で、鈴木さんは「土手の下に向かってこの子が一言『ワン!』と吠えたので、何かなと思って見たら男性が倒れていた」と振り返る。

鈴木さんによれば、小杏ちゃんはおとなしい性格で、そんな小杏ちゃんが吠えたことに“違和感”を覚えたそうだ。

「最初は当然驚いた」と話す鈴木さんだが、男性に声を掛けると入院先を口にしたため、すぐに病院へ連絡。約20分後に到着した関係者へと引き渡した。

鈴木さんが男性を見つけた当時、警察は病院からの連絡を受けて捜索を始めたところだったということで、小杏ちゃんとの抜群の“チームプレー”で男性の命を救った鈴木さんには7月4日、掛川警察署が感謝状を贈呈。

生活安全課の河合健 課長は「警察だけで捜すのは当然限界があるので、今回無事に見つかったことに感謝している」と話す。

一方、小杏ちゃんと共に贈呈式に出席した鈴木さんは、「(発見場所は)捜索範囲ではなかったようなのでよかった。この子を飼っていてよかったと思うし、大事な家族なので手柄を立ててくれたことにとても感謝している」と笑顔を見せた。

鈴木さんは消防団での活動にも従事していて、「(今回のケースとは違って)相手が話すことができなかった場合にも自分に何ができるかを考えて生活していきたい」と、今後も人助けに尽力することを誓っている。

(テレビ静岡)