六ヶ所村に風況観測機器試験サイト 洋上風力発電建設に活用

AI要約

六ヶ所村のむつ小川原港に国内初の洋上風力発電の設置前に風を計測する施設が稼働開始

施設は「むつ小川原洋上風況観測試験サイト」として運用され、風速や風向の精度を検証

海洋気象観測センターは企業のリスク回避支援を行い、気象データも地域に貢献

六ヶ所村に風況観測機器試験サイト 洋上風力発電建設に活用

洋上風力発電の設置前に風などを計測する機器の精度を検証する施設が、国内で初めて六ヶ所村のむつ小川原港で本格稼働を始めました。

整備されたのは、「むつ小川原洋上風況観測試験サイト」です。運営は神戸大学や新エネルギー産業技術総合開発機構などで構成する「むつ小川原海洋気象観測センター」が行い、先月から本格的に試験サイトの運用を始めました。海に浮かぶ黄色い設備~防波堤の施設洋上風力開発を進める企業などが建設前に使う風向や風速などを測定する機器の精度の試験ができる国内で初めての施設です。レーザーを照射して風況を観測できる最新の機器を使い陸上と洋上で試すことができます。

★むつ小川原海洋気象観測センター 小林英一 理事長

「洋上風車事業はひじょうに大きな事業なので そのリスクを回避するためには風速がいくらかということをあらかじめ事前によくわかっておかなければいけない そういう支援ができるということを念頭において仕事を進めていきたいなと」

センターでは計測された風況に加え気象データも地域貢献として提供することにしています。